予防歯科治療

予防歯科とは文字通り、虫歯や歯肉炎などの疾患にさせないためのものです。
特に歯科においては、歯みがき(ブラッシング)により、虫歯や歯肉炎の炎症を抑えることができます。

当院では、虫歯や歯肉炎などに罹患しないよう、患者さん自身にブラッシングの指導等を通じて口腔内ケアの大切さを伝えると共に、虫歯や歯肉炎にさせない歯科医院を目指しています。

予防歯科でどのように変わるのか?

実際の症例

当院で実際に治療を受けた患者さんのプロービングチャートです。
この症例のように、ブラッシング指導を受けていただき、ブラッシングの方法を変えていただくだけでもこれだけ歯周ポケットが改善します。

ブラッシング指導による歯周組織の変化によって出血箇所が減るだけでなく、歯垢のつき具合も減少していることがわかります。

治療開始前 治療後
治療前のプロービングチャートでは9か所に歯周ポケットができています。(ピンクの プロービングチャートでは6か所の歯周ポケットの深さが浅くなって改善したことがわかります。(オレンジの

治療内容:ブラッシング指導、スケーリング、最終評価
治療期間:3ヶ月
通院回数:4回
治療費:保険治療
リスク・副作用:スケーリングにより一時的な知覚過敏を発現する時がある。

歯石除去とクリーニング

歯石取りを行うことは歯周病対策に有効です。当院で「歯石除去」と「クリーニング」を行った患者さんの症例です。
虫歯だけでなく、あなたの大切な歯を守るためにも3〜4カ月に1度は定期メンテナンスに通っていただくことで、お口の状態を健康に保つことができます。

治療開始前 治療後
治療開始前のお口の様子です。歯石やステインがこびりついて黒い塊のようになっています。 歯石除去とクリーニングを行い、汚れが落ち歯が白く美しくなりました。

治療内容:ブラッシング指導、スケーリング,禁煙指導、再評価、ルートプレーニング、最終評価
治療期間:2ヶ月弱
通院回数:14回
治療費:保険治療
リスク・副作用:スケーリング、ルートプレーニングで一時的な知覚過敏が発現する場合がある。

ブラッシング指導(歯みがき指導)

正しいブラッシングでむし歯・歯周病からお口を守る

毎日きちんと歯みがきしているつもりでも、自己流で綺麗に磨けていないと、むし歯や歯周病になってしまう可能性があります。
ブラッシング指導では、患者さんに実際に歯みがきをしていただいて、磨き方の癖を見つけ出し、改善点をお伝えしながら正しいブラッシングを身に付けてもらえるようにアドバイスしています。

ポイントをおさえた正しい歯みがきの基本を身に着けていただき、患者さんがご自身でむし歯や歯周病からお口を守れるようになることを目指します。

ブラッシング指導の流れ

ブラッシングの癖を把握

歯科医院内で実際に歯を磨いていただいた後に、染め出し液を塗布して磨き残しの部位を確認。ご自身が磨き残しやすい場所を把握します。

模型を使ってご説明

歯の模型を使用して、歯ブラシの持ち方や、磨き方をご説明します。デンタルフロスや歯間ブラシの使い方もあわせてご説明します。

口腔内で実践しながらご説明

歯科衛生士が、実際に患者さんのお口に歯ブラシを入れて、歯ブラシの当て方や角度、力加減をご説明します。デンタルフロスや歯間ブラシも実際にお口の中で動かしながらご説明し、ご使用時の感覚をつかんでいただきます。

実践を繰り返す

(3)でご説明した点を踏まえながら再度ご自身で歯を磨いていただき、磨いた後には染め出し液を使用して磨き残しの部位を確認します。ご自身のブラッシングの癖を理解した上で、実践を数回繰り返しながら、正しいブラッシングを覚えてゆきます。

ブラッシングは続けることが大切です。中には歯並びが悪く歯ブラシが届かずうまく磨けないとお悩みの方もいらっしゃいます。当院では末長く自分の歯ですごしたいという方のために、矯正治療のご相談も受け付けています。
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ご来院時の持ち物について

保険適用の治療には保険証の提示が必要です。お忘れなくご持参ください。
また、他のご病気などでお薬を服用されている方は、お薬手帳または薬情(お薬の説明の紙)をお持ちください。